クローン病の血清抗体価と性病の関連性

クローン病とは、主に全消化器系に原因不明の潰瘍を起こす疾患を総称した名称です。このクローン病は、口から小腸、そして大腸に渡る全ての消化器官に時として重篤な炎症と潰瘍を引き起こし、10代から20代の若年層が主に罹患する病気で、中高年ではその罹患者数が殆どいない病気として知られています。またこの原因不明の病気であるクローン病は、国の特定難病にも指定されており、喫煙による罹患率の増加なども発病リスクとして報告されています。また妊娠中の女性が煙草の煙にさらされることで、そのリスクが増えることでも知られています。
このクローン病を発見する際の血液検査では、血清抗体価が健康な人よりも著しく低下しており、特に総蛋白やアルブミン、総コレステロールと言った血清抗体価が落ちているため、他の免疫機能も低下しているために、他の疾患にかかりやすくなる可能性があります。
この疾患には消化器官の炎症や潰瘍から、肛門部での化膿や下痢などの症状が頻繁に認められるため、性病などの感染症の罹患などにも留意しておくべきでしょう。
多くの性病は、血清抗体価が正常で健康な人であれば、体の抵抗力があるため罹患しづらいことが予想されますが、クローン病の罹患者は体の中の炎症によりこれらの血清抗体価の低下により免疫が落ちており、またこの病気による裂肛や炎症などから、性病などの感染症への抵抗力が顕著に弱く、罹患しやすい可能性があります。
人の生活活動に必要不可欠な消火器に炎症を起こすクローン病は、食事などの生活習慣にも充分留意する必要がありますが、これらの体の抵抗力にも考慮し、不用意な感染症を引き起こさせないことも重要な治療の一つとなることでしょう。